このページでは、主にヴァイツェン(ヴァイスビア)を中心に載せていく予定です。
ヴァイツェンといってもさまざまなスタイルがあるようで、例えば、ろ過されていなく酵母などが混ざってるヘフェヴァイスビアであったり、ろ過されたクリスタルヴァイスビアであったりetc。
また、醸造所によっても麦芽(焙煎したり、燻製にしたり)やホップ、使用する水(硬度)であったり醸造期間、はたまた作り手の感覚などが異なれば、色々と違いが出てくるわけでして・・・
Weisser Hirsch
ドイツ最南端の都市で、隣国オーストリアまで車だと20分くらいのところにある、Sonthofen : ゾントホーフェン。
今から300年以上前に、その街に設立された醸造所。(日本だと江戸時代で徳川家綱が4代目征夷大将軍の時代)
その醸造所が造ったこちらのビールは、濁りが目に入る無ろ過のヴァイツェンで、グラスに注ぐとモコモコと良い泡の盛り上がり。
そのグラスからは、どことな〜くスパイシーな香り。そして口当たりはフルーティで、爽快な喉越し。
一括に「ヴァイツェン」といっても、使われる材料や醸造家、水や醸造作業により差がでてきます。
Alc : 5.2% 苦味 ★☆☆
Maisel's Weisse Original Hefe Weissbier
2022年4月に行われた"Meiniger's International Craft Beer Award" ※ において金賞受賞されたビール。
1887年創業の醸造所で、ミュンヘン(ドイツ南部)より200㎞ほど北のバイロイトで造られています。
醸造所独自の酵母を用いて造られた無ろ過(ヘフェ)のヴァイスビア。それをグラスに注いでみると、豊かな泡立ちで濃いめの色あいをしています。
フルーティーかつ、どことなくスパイシーな香りにつられて口にしてみると、苦味は弱くコクや仄かな甘みにくわえて、わずかに感じる酸味がとてもイイ感じです。心地よい炭酸で、のど越しが良く爽快な飲み心地でしょう。
Alc : 5.1% IBU : 12 苦味 ★☆☆
※ マイニガーズ インターナショナル クラフトビール アワード : ドイツのクラフトビールのコンテスト
ROSENHEIMER
Dunkle Weiße
1889年に設立された醸造所で、ドイツ南部のローゼンハイムの駅の近くにあり徒歩でも10分かからずに行けるでしょう。
この醸造所が建ったころは、日本でもビール会社が産声を上げ始めたころになります。
こちらのビールは、焙煎された麦芽が使われたことで濃色の見た目になってます。焙煎された麦芽ならではの香ばしい香り、ヴァイスビアのバナナの様な甘くフルーティな香りも楽しめます。
口に含むと、それらの香りと共に、ほんの軽めの苦味も心地よく感じられます。まろやかで奥深い味わいのヴァイスビア。機会があれば、また飲んでみたい銘柄です。
Alc : 5.5% 苦味 ★☆☆
EKU 28
【注意】 高アルコールのビールです。
ドイツ南東部の州バイエルンにあるKulmbach(クルムバッハ)で造られてたビールです。
今から、約150年に始まった醸造所で、ビール純粋令に則って造られたドイツビールです。
このビールは、ダブルボック(ドイツではドッペルボック)というスタイルで造られた、アルコール度数が11%のビールです。
少々の苦味も感じられますが、豊かなコクに加え芳醇で甘味さえ感じられるほどの濃厚な味わいには、ビールとは思えない味わいかもしれませんねぇ~
今回は500ml缶を頂きましたが、半分の量でも十分な量だと思います。度数が高いのでナイトキャップにもいいかも!?
Alc : 11% 苦味 ★★☆
Hefe Weißbier
1889年にドイツ南部のローゼンハイムにおいてビールが醸造され始めて、現在に至ってます。
DLG 2020※において金賞受賞されたビールとなってます。
グラスに注ぐと酵母など無ろ過のため濁りが目に入り、そのグラスからはフルーティーな香りが広がってきます。なんとも心地が良い。
ビールを口にしてみると香りと共に仄かな酸味も感じられますが、後味さっぱりとした爽快な飲み心地が楽しめます。
Alc : 5.5% 苦味 ★☆☆
※ Deutsche Landwirtschafts-Gesellschaft : ドイツ農業協会
Schwarz
1731年に始まり、現在ではドイツにおいて最も規模の大きい醸造所とされてます。特徴としては多くの工程を自動化したり、宣伝をしないなどで低価格に抑えるといった努力をされてるようです。
その醸造所で造られる様々な銘柄の中で、こちらのビールは、ローストされた麦芽を用いて下面発酵により造られた、香ばしい味わいのビールです。
濃色の見た目から濃い味わいを想像しがちですが、焙煎された麦芽からの香ばしさが感じられる他は、苦味は弱めに思えます。後味も尾を引く感じもなく軽めな味わいでしょう。
Alc : 4.9% 苦味 ★☆☆
缶上部に記載されてる
”Brewed according to the purity law of 1516”は”1516年のビール純粋令に従って醸造”
と訳されます。
Waldschmidt Jakobi Weissbier
ドイツ南東部で、隣国チェコ(車なら中心部から国境まで10分足らず)に接してるエシュルカン : Eschlkam。そのエシュルカンで醸造されているビールです。
この地区の出身者で、オクトーバーフェストの衣装を生み出した作家のマクシミリアン・シュミット(後にWaldschmidt : ヴァルトシュミット)にちなんで冠されたビールです。
2010年から日本へ輸入が始まったとのことですが、スポット輸入のようで通年入手は難しいと思います。
グラスに注ぐと、豊かな泡立ちとともに甘くフルーティな香りが広がってきます。苦味は弱く、軽めの炭酸が心地よい口当たり。のど越しも良く後味もサッパリとしたキレのある味わいなのでゴクゴクすすむでしょう。
Alc : 5.5% 苦味 ★☆☆
輸入状況については、輸入元のJenaさんにお問い合わせください。
未成年の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから。
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