Kasteel Brouwerij Vanhonsebrouck
St Louis Premium Pêche
苦味 ★☆☆
Alc : 2.6%
ベルギー西部にあり、距離的からするとフランスが近いのでフランス語…ではなくオランダ語圏になっている町"
Izegem
: イゼゲム"。
この辺りに存在する天然酵母により自然発酵したフルーツランビックです。
(不思議なことに、このような造りはベルギーでも一部の地域だけとなってます。)
グラスに注ぐと泡立ち豊かなで、濁りは見えない位に澄んだ見た目のピーチのランビック。
30%
も占めるほど桃の果汁が使われており、フルーティーな香りに軽めの酸味が特徴です。
炭酸は弱いというよりも炭酸は?と思えるくらい微炭酸レベルなので、優しい飲み心地に思えるでしょう。
Brouwerij de Sint-Sixtusabdij van Westvleteren
Trappist Westvleteren 12
IBU : 38
Alc:10.2%
こちらの醸造所は、ベルギー西部のフランスに近いところにある
Saint Sixtus
: サンシクスト修道院域内の醸造所。
なんと、こちらのボトルにはラベルの張られてなく、世界中探しても、この様な仕様は他にあるでしょうか?...
(醸造所のサイトに原材料などが記載されてます。気になられた方は画像をクリックしてみて下さい)
そんな珍しいビールをグラスに注いでみると、光を通さないほど濃い色合いをしたビールが見えてきます。
そこからは、ほんのり甘くレーズンの様にも思える芳醇な香り。高いアルコール度数も相まって、まろやかで濃厚な旨味が口いっぱいに広がってきます。
どっしりと濃厚な味わいなので、軽くつまみながらじっくり味わうのが良いでしょう。(食べながら飲みましょう)
秋になっていくこれからは少しずつ夜も長くなっていくので、ゆっくりじっくり味わいを楽しめるようになっていくのではないでしょうか?
推奨保管温度が
12
~
18
℃となってるのでワインセラーをお持ちの方ならそこへ入れて保管、熟成させてみてはいかがでしょうか。
Brouwerij Bosteels
Tripel karmeliet
Alc:8.4%
1791
年に、首都ブリュッセルから北西方向に進んだところにある
Buggenhout
: ブヘンハウトに設立されたブルワリー。
Pauwel Kwak
や
DeuS
などを造られてます。
そのブルワリーが造る、こちらのビールは
Strong pale ale
というスタイルのビールで、ラガーやピルスナーといったスタイルよりも高いアルコール度数の造りになってます。
純正グラスに注いだビールからキメの細かい泡が盛り上がってきて、とても華やかで柑橘類の様な香りが広がってきます。純正のグラスは香りも楽しめる造りになっているようです。
その香りを楽しみながら口に含むと苦味も感じられますが、高めのアルコール度数に仄かな甘みも絡んでくるような芳醇な味わい。
飲み頃は
6
~
9
℃が適温とされてます。
Brouwerij De Troch
Chapeau Abricot
苦味 ★☆☆
Alc : 3.5%
ベルギーの首都ブリュッセルから西に進んだところにある
Wambeek
。そこに、今から
200
年以上も前の
1795
年に設立された醸造所。
こちらのビールは(仏)
Abricot
(英)
Apricot
: 杏子を用いて造られたフルーツランビックで、自然の微生物(酵母)により発酵、醸造されたベルギーでしか作られていないビール。(ベルギー内でも一部の地域でのみ造られるようです)
ビールを注いだグラスからは、強めの甘酸っぱい香りが感じられます。そしてそのビールを口に含むと香りのとおりにフルーティーで甘酸っぱい味が口の中に広がってきます。苦味は、ほぼ感じられないでしょう。
そして、喉を通り過ぎた後、口の中はサッパリとしているので軽めの味付けの料理や魚料理にも合うと思います。
Omnipollo (Brouwerij De Proef)
OSTKAKA
苦味 ★☆☆
Alc : 0.3%
家具量販店のイケアで発売されているローアルコールビール。
スウェーデンで造られたのではなく、ベルギーのデ プルーフ醸造所が造られたということでベルギーのページに載せました。
ビールといっても
1%
に満たないので、日本では酒類にはなりません。
一粒一粒が日本のサクランボよりも小さくてかわいらしいフルーツの
リンゴンベリー ※を用いて造られてます。
それをグラスに注ぐと、鮮やかな色合いに泡まできれいなビールです。そこからは甘くフルーティーな香りも感じられ、甘酸っぱさいっぱいのフルーツビールです。苦味はほとんど感じられず炭酸もだいぶ弱いでしょう。
「ビールは苦手だけど甘いのなら」って方、いかがでしょう?
※または「カウベリー」の名でも知られ、北海道の一部でも生育、もしくは栽培されているようです。
Kasteel Brouwerij Vanhonsebrouck
St Louis Premium Framboise
苦味 ★☆☆
Alc : 2.8%
ベルギー西部の町"
Izegem
: イゼゲム"に
1865
年に設立された醸造所。
今回、載せるビールを含め20以上の様々な銘柄を造られてます。
その中のこちらのビールは、木苺(
Framboise
)を用いて造られており、ベースとなるビールもグースランビック(自然発酵)で、日本では造られてません。
そのビールをグラスに注いでみると、ワインのような深紅のカラーで泡は立つものの少々早めに消えていきます。この鮮やかな色に誘われて口にすると、そこからはフルーティーで甘酸っぱい香りが感じられ口に入れると香りと甘酸っぱさが口の中に広がってきます。炭酸からの刺激はとても弱く、「あれっ、苦味は?」というくらい分からないレベルでしょう。
その酸味の効いた味わいが後味としてもとして少々残るため、それを含めて気に入ってハマってしまうか?どうか?人の好みはそれぞれで...
BROUWERIJ VERHAEGHE
DUCHESSE DE BOURGOUGNE
Alc : 6.2%
ベルギーの西部に位置する
Vichte
(フィヒテ)の町にある醸造所。
ブリュッセル国際空港からは特急列車などでも行けるようです。
ビールの方ですが、ブルゴーニュで造られるワインのような名前のビールですがベルギー産です。
ユニークな名前のビールですが、なんとこちらのビールも熟成の過程でワインやウイスキーの様にオークの木を用いた木の樽で熟成させるとなっています。
先ず香りですが甘酸っぱい香りに混ざって、わずかにウッディな香りも感じられると思います。それを口に含むと、フルーツは使われていないんですが、強めの甘酸っぱい味が口の中に広がります。
日本のビールでは味わうことができない世界でも稀な味わいのビールを楽しんではいかがでしょうか?
少々温めな感じの
8
℃~
12
℃が飲み頃の温度になっています。