~ Samichlaus Schwarzes ~
オーストリアのVorchdorf : フォルヒドルフ。
そのフォルヒドルフで1681年(日本は江戸時代)から商業稼働している醸造所となります。
Schwarzes : シュヴァルツ(スタイル)のビールをグラスに注ぐと、ほぼ黒!の色合い。泡は立つものの早々に消えていきます。
そのグラスからは香ばしい薫り、そして黒々で凛とした見た目のビール。それが口の中では甘みとほろ苦さが広がってきます。しかし、それ以上に甘みが上回ることでしょう。ビールでは高めのアルコール度数、まろやかな味わいが楽しめるので夕食後のひと時に口にするのも良いのでは?
Alc : 14% 苦味 ★★☆
~ Weißbier ~
オーストリア西部のチロル州。そのチロル州のZell am Ziller : ツェル・アム・ツィラー渓谷に西暦1500年(日本は室町時代から戦国時代辺り)から存在した醸造所。
以前はマキシキャップが使われてましたが、今は王冠で栓がされてますので栓抜きなどが必須です。
グラスに注ぐと濃いめの色合いに見えるビールで、濁りがあり豊かな泡立ちです。ビールを注いだグラスからはフルーティな香りが優しく広がってきます。
口に含むと苦味が弱めで優しい炭酸が心地よいマイルドな口当たりに思えるでしょう。後味もスッと引くので飲んでいて楽なビールです。
7℃ぐらいが適温と表示されているので、できればその温度で頂きましょう。
Alc : 5% 苦味 ★☆☆
~ Gregorius ~
オーストリア北部、ドイツと隣接する町Engelhartszell : エンゲルハートシュツェル。
そこに世界で8番目に誕生したオーストリア唯一(最初)のトラピストビール※1。
はちみつとワイン酵母を用いて造られたカラメルのような濃い色あいのビール。
味わいも強めの苦味、その中からほんのり甘みも感じられ濃厚な口当たり。しかしその味わいは比較的早く去っていく感じに思えます。アルコール度数も高いので、ゆっくり味わいを楽しむと良いでしょう。
ビールの香りや味がくすんでしまうとのことで、ボトルに沈んでる酵母などの沈殿物を残すためグラスに注いで飲まれることが推奨されてます。加えて、8~15℃くらいでの保存が望ましいとのことです。
Alc : 10.5%
※1 トラピストビールとは、トラピスト会修道院で作られる上面発酵ビール。
~ Samichlaus Classic ~
オーストリア第3の都市リンツ(※1)の南西部に位置するフォルヒドルフにある醸造所。
年に一度だけ醸造されるという貴重なビールで、バーレィワインというスタイルとなってます。
グラスに注ぐと色合いも濃く、へーゼルナッツのような甘い香りも感じられるかもしれません。甘味さえも感じる濃厚な味わい深いビール。そして高アルコールなのでゴクゴク頂くのではなく、マッタリした時間にゆっくりといただくと良いのではないでしょうか?
Alc : 14%
※1 : 2019年9月時点では日本からリンツまでの直行便は無いようです。
~ Edelweiss SNOWFRESH ~
オーストリア発で、アルペンハーブが入っていてとてもフルーティで爽やかな香りが良い感じです。(ハーブが含まれているため、表示上は発泡酒となります)
味わいも、苦みがとても弱くピルスナースタイルのビールが苦手な方でも口にできるかと思います。
また、このボトルは栓抜きいらずのツイストオフキャップ仕様となっております。(旧ツークシュピッツェにて)
Alc:5%
※エーデルワイスとはオーストリアの国花で、ドイツ語に訳すならEdel(高貴な)Weiss(白)とのこと。
~ Edelweiss ~
このビールは、とてもさわやかな香りが広がってきて、嗅覚を刺激してくれます。味わいは、コクも感じられスパイシー感もありのど越しもいい感じで飲みやすいビールだと思います。飲み頃の温度は7℃とされています。
Alc:5.3% 山形 旧ロンドン亭にて
(現在はBeerStorageへ移転しました。)
~ Radler ~
ビールとレモンジュースのミックスという日本ではなじみの薄いスタイルかもしれません。キャップをあけグラスに注ぐとレモンのさわやかな香りが広がってきます。
飲み口は、苦味はほとんど感じることがなくレモンの風味が程よくきいていて、しつこい甘さではないので飲みやすいでしょう。(アルコール飲料なので、飲酒運転にはご注意ください。)
Alc : 1.5%
未成年の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから。
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