たわわなれ
Alc : 7.0% 苦味 ★☆☆
【要冷蔵】
2015年に始まった京都醸造。
生まれの国がそれぞれ異なるベン、クリス、ポールの3人が起こしたブルワリー。そこで造られる多様なビールに期待していきましょう。
今回のビールですが「温州ミカンをたっぷり使った」となっており、見た目から鮮やかな橙の色合いが目に映ります。
グラスに近づくと、仄かに、みかんの香りが感じられ、それを口に含むと爽やかな酸味あふれる、サワービール!
酸っぱいです!
甘みも苦味も、ほぼ感じられないでしょう。ただ酸っぱいだけでなく奥行きというか立体感があり「酸っぱいです!」だけでは終われない味わいを感じられることと思います。
酸味ありの後味もさっぱりしてるので、刺身や寿司、焼き鳥の塩に合うのでは?
WEIZEN
Alc : 5% 苦味 ★☆☆
【要冷蔵】
【栓抜き不要】
京都でも日本海側にある京丹後市。その京丹後市の道の駅”丹後王国「食のみやこ」”にある醸造所で、このヴァイツェンの他にも様々なクラフトビールが造られております。
Australian International Beer Awards2018のGERMAN STYLE HEFEにおいて銅賞を受賞。
そのヴァイツェンですがドイツ産の小麦麦芽を用いる程のこだわりようで、先ずビールからは、バナナの様なフルーティーな香りも楽しめるでしょう。
それが口の中では弱い苦味と程よい炭酸が、心地よい口当たりを醸し出してくれます。なので、ビールだけでもゴクゴクと進んでしまうかもしれませんよ。
American Wheat
Alc : 5.5%
【要冷蔵】
チェコのアロマホップや、モンドセレクション最高金賞を受賞した紀州の名水「富田の水」を使用するなど材料にも拘りが見られる、こちらのビールは、小麦麦芽も用いて上面発酵のエールのスタイルで造られてます。
グラスにそそぐと、ヴァイツェン(ヴァイスビア)のように豊かに泡が盛り上がってきて、そこからは華やかな香りが感じられます。
その華やかな香りに誘われて口にしてみると、少々、苦味も感じられますが軽めの炭酸が香りと共に、口の中に広がってきます。軽めの炭酸の優しいシュワシュワ感、そして、後味がさっぱりとしているのでゴクゴク飲めてしまうでしょう。
島レモン
Alc : 4.5%
【要冷蔵】
瀬戸内海では最大面積の島”淡路島”。その淡路島で採れた”アレンユーレカレモン”を用いて造られたフルーツビールです。
注いだビールからは濁りが見え、もこもことヴァイツェンならではの豊かな泡の盛り上がり。原材料にレモンピールが使われている為、ほのかにレモンが香ります。
口にしてみると軽く苦味も効いていて、それでいて仄かに酸味も感じられるサッパリとした味わいに思えます。
レモンが使われてることから、レモンのお菓子とも合いそうですね。
LEMON HOP IPA
Alc : 7%
【限定醸造】
【要冷蔵】
日本最大の湖”琵琶湖”。その近くに1995年に設立されたブルワリー。
こちらのブルワリーではドイツのビール純粋令のような「麦芽、ホップ、イースト(酵母)のみを使用して醸造」となっております。
それらの原材料から造られたこちらの銘柄。ビールでは珍しいコルク栓が打ってあり、まるでシャンパンチックな雰囲気のビール。(前回挙げたStarlight Rendezvousも同じ出で立ち)
コルク栓を開けグラスに注ぐとキメが細かく白い泡が盛り上がってきます。そこからは、レモンのような柑橘類の爽やかでフルーティーな香りが感じられます。
香りこそはフルーティですがIPAと銘打っているだけあって口に含むと苦味は強めです。ただ、その苦味がコクであったり立体感のある味わいに繋がってるのだと思います。
この強めの苦味には、刺身などよりは脂の多い焼き鳥や焼肉などの食が合うでしょう。
OSAKA BAY BLUES
Alc : 5%
【要冷蔵】
大阪国際空港(伊丹空港)のある伊丹市。その地に1550年に創業し、日本酒に加え自社でのビール醸造に加えベルギービールの輸入もされてます。
こちらのビールは、ベルギーのヒューガルデン(ホーガーデンやフガールデンとも)ホワイトのように、コリアンダーやオレンジピールなどからの香りがフルーティーで華やかな造りの白ビールです。
グラスに注ぐと見えてくるのは濁りのある見た目に、キメの細かいクリーミーな泡がビールの上を覆ってきます。
そのビールは、口の中でも香り高く、優しく控えめな炭酸がマイルドなのど越しで、心地よい口当たりでしょう。
苦味については、泡やコクを強調されたりラガービールとなってるスタイルのビールよりは苦味は弱いと思うので、もし興味を持たれたなら是非試してみて欲しいです。ビールの見方が変わるはず!
SOUR ALE
Alc : 5%
本州最南端にあり、梅の生産も日本一の和歌山県。
その和歌山県の海南市に、昭和3年に創業された蔵元で”日本酒「紀土」”や梅酒などを造られてます。
こちらのビール(酒税法改正により、このような造りでもビールの扱い)は、地元和歌山県産の梅を用いて造られたサワーエールとなっております。
グラスに注ぐと泡は立つものの早々に消えていきます。そこから、ほんのり上品な梅の香りが感じられるのでは?
梅の香りに誘われて口に含むと、なんとも強い酸味!ただ、その酸味は、あっという間に去っていく感じで、あっさりとキレのある味わいです。
苦味は、ほとんど感じられず、加えて炭酸も弱めなので食前酒にも合う味わいのビールだと思います。
未成年の飲酒は法律で禁止されています。お酒は20歳になってから。
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